民間患者等搬送車両の種類
民間患者等搬送車両の種類
◆寝台型の車両
ベッドから起き上がることができない寝たきりの方の移動には、寝台(ストレッチャー)に寝たまま移動ができるタイプの車両があります。
車両後方にリフトやスロープが装備されており、寝台(ストレッチャー)に体を寝かせたまま車の乗降を行うことができるので、自宅のベッドから病院のベッドまで寝たままで移動することができます。寝台仕様の車両には車いす仕様との兼用車両もあります。
◆リフト付バスの車両
車いすのまま車の乗降ができるリフト付きのバスなどがあります。学校への通学や、旅行など団体での移動に利用されています。
◆車椅子型の車両
車椅子から降りることができない方の移動には、車いすに座ったまま車の乗降ができる車椅子型の車両などがあります。
民間患者等搬送事業が始まったばかりのころは寝台型の車両のみでしたが、近年車椅子型の車両も許可されるようになりました。
車椅子型の車両では、車いすを車内で固定します。主に車両の後背部から乗降するようになっています。乗降の方法に応じて、リフト付きとスロープ付きの車両があります。最近では車いすの固定方式も工夫されており、安全性も高くなっています。